ビギナーズセッションとは

若手研究者育成を目的とした聴覚研究会の試みで、招待講演者によるレクチャー講演、若手研究者によるポスター発表を中心とし、それに通常の一般講演を加えて構成されています。セミナーハウスでの合宿(1泊2日)形式を取ることで、時間をかけてゆっくりと研究説明・討論ができ、若手研究者同士、諸先生方との交流をもてるようになっております。2004年の初開催以来、参加された皆様から好評をいただいてまいりました。
また、2006年から優秀な若手研究者を奨励するため研究奨励賞をもうけております。
[ 研究奨励賞規定 ]

研究奨励賞 受賞者一覧

2006年
いこいの村 岩手
ラウドネス特性から見る骨導超音波知覚 伊藤 一仁
歌声の基本周波数変化に含まれるオーバーシュートの知覚への影響に関する検討 齋藤 毅
言語音および楽器音の聴覚処理時の脳活動 −音の予測が聴覚処理に与える効果− 能田 由紀子
2007年
いこいの村 岩手
McGurk効果を用いた視聴覚統合の時間窓の補正 浅川 香
Classification of species specific communication sounds of Mongolian gerbil by self-organizing maps 土居 節
幻の「っ」:日本語促音の知覚発達過程 麦谷 綾子
2008年
神戸セミナーハウス
連続聴錯覚に潜在的学習が及ぼす効果 小林 まおり
Auditory-motor integration for manual control of tone pitch 橘 亮輔
AM骨導超音波の頭内定位 - 両耳間強度差・時間差による音像位置 保手浜 拓也
2009年
加太国民休暇村 和歌山
母語者と非母語者の英語知覚時の読話効果に及ぼすSN比の影響:アメリカ人とインド人の比較 金釜 ヨリ
2010年
加賀白山荘 石川
頭部運動感応型ダミーヘッド収音聴取における同期の様式が正中面音像定位に与える影響 池田 善敬
cue 音呈示によって生じる周波数選択性の変化に関する検討 木谷 俊介
2011年
牛岳温泉リゾート 富山
4〜8kHz帯域のレベル変化が広帯域音の正中面音像定位に与える影響 曲谷地 哲
高品質音声分析変換合成システムWORLDの提案と基礎的評価〜基本周波数・スペクトル包絡制御が品質の知覚に与える影響〜 森勢 将雅
2012年
いこいの村 岩手
ERP後期成分にみられる日英間の視聴覚音声知覚の差異 久永 聡子
非対称レベルマスカを導入したノッチ雑音マスキング法の測定点の削減 深渡瀬 智史
2013年
神戸セミナーハウス
What is the important factor to identify individuals who made coo calls in Japanese macaques? Takafumi Furuyama
2014年
ホテルシーモア 和歌山
身体運動に伴う遅延聴覚フィードバックのtemporal recalibration −事象関連電位を用いた検討− 樋田 浩一
2015年
ぶどうの丘 山梨
ERP後期成分にみられる日英間の視聴覚音声知覚の差異聴覚情景分析における脳幹の役割 -聴性脳幹反応による検討- 山岸 慎平
音の緊急性知覚が認知課題の切り替えに及ぼす影響 井口 望
2016年
国民宿舎能登小牧台 石川
Speech perception created by noninvasive direct cochlear stimulation Yuta Tamai
2017年
牛岳温泉リゾート 富山
音源近傍の反射壁が両耳特徴に及ぼす影響 倉地俊哉
2018年
ホテルこうしゅうえん 石川
超音波エコーの聴取トレーニングによるターゲットの表面粗さ弁別精度の向上 −心理実験および脳磁図測定− 後上 正樹
視聴覚の持続的注意の特性比較 寺島 裕貴
2019年
ホテル三日月 千葉
聴取立場がスイッチ押下音の印象に及ぼす影響に関する考察 安藤舞
先行する音の数とその規則性がオリーブ蝸牛束反射に与える影響 石坂勇毅
アフリカツメガエルの聴覚システムの理解に向けた人工的な刺激による鳴き声の解析 濱野倫瑠
楽音を模した調波複合音の雑音駆動合成音のピッチ知覚の検討 寳坂友希菜
2020年
オンライン(Zoom)
アブラコウモリの内的状態へのアプローチ:下丘誘発電位および心電図計測 吉野寿紀
2021年
オンライン(Zoom)
40 kHz 空中超音波の聴覚閾 石川大夢
2022年
オンライン(Zoom)
劣化音声の知覚学習における解答音声提示タイミングの影響 岡本 彩
2023年
大学コンソーシアム富山「駅前キャンパス」
コウモリのドップラーシフト補償行動と獲物検知戦略に関する再考察 吉田 創志